「神に愛されている者」2024.3.10

 

しばらく胃が痛く、

つらく苦しい状態が続き、

胃薬を飲んでも治らないので、

医師に相談しました。

「もうちょっと様子を見て、

一週間たっても治らなければ

胃カメラで検査しましょう」

 

そのような中で、先週、

聖餐式を行いましたが、

私は神様に祈りました。

「神様、聖餐式の中で、

病のいやしを祈りますが、

こんな状態では、自分が

ウソつきのように思えて、

祈ることができません。

神様、私をいやしてください!」

 

神様は祈りに答えてくださり、

不思議に痛みが消えて、

元気になりました。

2000年前に病をいやされた

イエス・キリストは、

昨日も今日もいつまでも

変わらないお方です。

今日も信仰もって主を礼拝し、

ただここに来て帰るのではなく、

神様があなたの人生に

タッチしてくださることを

心から願っています。

 

今日は「神に愛されている者」

というテーマで神様の恵みを

分かち合いたいと思います。

 

1.神様に感謝する対象となる人

「テサロニケ人への第1の手紙」

の記者はパウロです。

彼は、第2回伝道旅行で、

ピリピで迫害されたのち、

マケドニヤの大都市テサロニケ

において伝道しました。

 

しかし、また迫害を受けて

アテネに行き、

そこからテモテをつかわして

テサロニケの教会を助けました。

 

その後、パウロがコリントにいる時、

テモテが彼のもとに帰ってきて

テサロニケの人々のことを報告すると、

パウロはそれを聞いて喜び、

彼らにこの手紙を送りました。

紀元52年ごろに書かれたものと

されています。

 

この手紙は、

次のあいさつ文から始まります。

パウロ、シルワノ、テモテから、

父なる神および

主イエス・キリストにある

テサロニケ人の教会へ。

恵みと平安があなたがたの

上にありますように。

(テサロニケ人への第1の手紙1:1)

 

続けて、テサロニケの人々を

パウロは思い出しながら

こう書いています。

「私たちは、いつもあなたがた

すべてのために神に感謝し、

祈りのときにあなたがたを覚え、

絶えず、私たちの

父なる神の御前に、

あなたがたの信仰の働き、

愛の労苦、主イエス・キリストへの

望みの忍耐を思い起こしています。」

(1:1-2)

 

テサロニケの教会は

多くの困難と迫害を受けました。

しかし、どんなにつらくても

信仰の働きを失わず、

愛の労苦をいといませんでした。

そして、主イエス・キリストへの

望みをもって進みました。

 

パウロは、

このような美しい信仰の

テサロニケのすべての人々の

ために神に感謝し、

祈りました。

神様の感謝の対象になるとき

神様の祝福があります。

 

また、神様の恵みにあふれる人は、

いつも感謝に満ちています。

おなじ信仰生活しても

いつも不平不満を

つぶやくのではなく

あふれるばかり感謝

(コロサイ人への手紙2:7)

をする者に、

神様はあふれる恵みを注がれます。

 

2.聖霊で満たされた人

こんなテサロニケの人々のような

人生を歩むには、

聖霊で満たされなければなりません。

自分の力では不可能です。

「神に愛されている兄弟たち。

あなたがたが

神に選ばれた者であることは

私たちが知っています。

なぜなら、私たちの福音が

あなたがたに伝えられたのは、

ことばだけによったのではなく、

力と聖霊と強い確信とに

よったからです。

また、私たちが

あなたがたのところで、

あなたがたのために、

どのようにふるまったかは、

あなたがたが知っています。

あなたがたも、

多くの苦難の中で、

聖霊による喜びをもって

みことばを受け入れ、

私たちと主とに

ならう者になりました。」

(1:4-6)

 

聖霊に満たされなければ、

人生に勝利することはできません。

勝利の秘訣の

第一番目は聖霊充満であり、

第二番目も聖霊充満であり、

第三番目も聖霊充満です。

 

旧約聖書のエゼキエル書に、

聖霊は人を神に立ち返らせて

回復させる神の息吹として

描かれています。

時に彼はわたしに言われた、

「人の子よ、息に預言せよ、

息に預言して言え。

主なる神はこう言われる、

息よ、四方から吹いて来て、

この殺された者たちの上に吹き、

彼らを生かせ」。

(エゼキエル書37:9)

 

また新約聖書にも

聖霊を思いのまま吹き、

人を新生させる力のある

風として描かれています。

「風は思いのままに吹く。

あなたはその音を聞くが、

それがどこからきて、

どこへ行くかは知らない。

霊から生れる者もみな、

それと同じである」

(ヨハネによる福音書3:8)

 

聖霊の風が私たちに

吹いてこなければなりません。

そうしなければ、

干からびた人生に、

真の希望は

見えてこないからです。

いくら信仰生活を長く続けても、

聖霊様に満たされなければ

人生の問題に

打ち勝つことはできません

勝利の秘訣は

聖霊の満たしだけです。

聖霊充満を

心から願い求めてください

 

3.よき影響力をもたらす人に

私たちは、

聖霊様の満たしを受けて、

持てる能力をいかして、

世の中に良い影響力をもたらす

人にならなければなりません。

 

テサロニケ教会は、

過激なユダヤ人と

ローマ帝国からの迫害の中で

信仰を守りました。

その姿は、

すべての信者の模範になった

とパウロは書いています。

「こうして、あなたがたは、

マケドニヤとアカヤとの

すべての信者の

模範になったのです。

主のことばが、

あなたがたのところから出て

マケドニヤとアカヤに

響き渡っただけでなく、

神に対するあなたがたの信仰は

あらゆる所に伝わっているので、

私たちは何も言わなくて

よいほどです。」

1:7-8)

 

苦難の中でも信仰を守り、

喜んで主につかえることで、

周りの人々に美しい影響力を及ぼし、

神の栄光をあらわすことができます。

1982年、オーストラリアで、

ニック・ブイチチは、

両手足のないまま生まれました。

ほかの子どもと同じように

生活できないことに絶望し、

彼は3回の自殺を試みました。

 

しかし、彼が15歳の時、

イエス様に出会い、

彼の人生は変えられました。

神様が命と信仰を与えて下さり、

信仰心と安らぎに包まれて、

自分が誰かということを知りました。

 

そして、多くの人々に、

神様の愛と希望を伝える器に

なったのです。

ニックはこう語ります。

「神様は私に何の計画も

持っていないと思う時があります。

なぜなら神様は

目に見えないからです。

しかし、見えない何かが

あると信じることが信仰です。

神様はいつも私たちへの

良い計画を持っておられます。

ゆえに重要なことは、

私たちは見えないことに

集中するのではなく、

いま見ることのできる

神様の御言葉に集中するのです。」

 

私たちは、どれほど神様の

栄光をあらわしているでしょうか。

皆さん一人ひとりが、

どこで何をしても、

喜びがあふれる神様の使者として

用いられますように、

イエス・キリストの御名で

お祈りいたします。

 

(ニック・ブイチチの動画)

https://youtu.be/xkRg1VIbc-w?si=kd62PzKWKUtT7S25

 

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