「選択と決定」2024.3.3

 

今日はみなさんに報告しなければ

ならないことがあります。

2月27日、H兄弟が、

天に召されました。

86歳でした。

H兄弟は、とても明るく、

人の悪口を言っているのを

聞いたことがありません。

そのような人柄の人物でした。

体調をくずされてからは、

教会に来られなくなり、

お会いすることができなく

なりましたが、

兄弟が召された日、

彼のことを思い出して、

その魂の守りのために

祈るよう導かれました。

その後亡くなったことを知りました。

不思議に思われるかも

しれませんけれども、

教会ではそのようなことが

よくあるのです。

人は、死によって

すべてが消え去るのではなく、

そのたましいは、

主イエス・キリストがおられる

天に引き上げられ、

主と共に永遠に生きるのです。

H兄弟も今頃、天において、

安息を得ておられることと思います。

H兄弟をしのんで

黙祷をささげましょう。

それぞれの心の中で、

彼のたましいの安息を、

祈ってください。

 

それでは、今日は、

ヨシュア記のみことばを通して、

「選択と決定」というテーマで

神様の恵みを、

分かち合いたいと思います。

 

1.誤った選択と決定は人生を、

そして世界をも不幸にする

私たちの一生は、

選択と決定に左右されます。

一度の誤った選択が、

取り返しのつかない

問題と苦労をもたらします。

ロシアとウクライナの戦争は、

プーチンという一人の人間の

誤った選択と決定によって

引き起こされ、

多くのウクライナ人とロシア人の

命がうばわれました。

 

2.イスラエルの民の誤った選択と

決定がもたらした悲惨な結果

かつてイスラエルの民は、

神様の命令にそむき、

偶像崇拝という誤った選択と

決定を行いました。

 

神様はねたむ神でもあると

聖書に書かれています。

それほど神様の愛は

深いのでありますが、

イスラエルの民は、

神様に愛された民である

にもかかわらず、

繰り返し、繰り返し、

まことの神様を離れて

他の神々を拝みました。

そして、そのたびに

神様はイスラエルの民を

裁きました。

「彼らが主を捨てて、

バアルとアシュタロテに仕えたので、

主の怒りがイスラエルに

向かって燃え上がり、

主は彼らを略奪者の手に渡して、

彼らを略奪させた。

主は回りの敵の手に

彼らを売り渡した。

それで、彼らはもはや、

敵の前に立ち向かうことが

できなかった。」

(士師記2:13-14)

 

私たち信仰者は、

決して偶像に使えてはなりません。

偶像とは、

神様よりも愛するものがあれば、

それはすべて偶像です。

 

物質という偶像、

お金という偶像、

また自分自身という

偶像もあります。

それは、自分が一番である

と思う傲慢という偶像です。

これらの偶像をすべて

自分の中から取り除くべきです。

「今、あなたがたは主を恐れ、

誠実と真実をもって

主に仕えなさい。

あなたがたの先祖たちが

川の向こう、およびエジプトで

仕えた神々を除き去り、

主に仕えなさい。

もしも主に仕えることが

あなたがたの気に入らないなら、

川の向こうにいた

あなたがたの先祖たちが

仕えた神々でも、

今あなたがたが住んでいる地の

エモリ人の神々でも、

あなたがたが仕えようと思うものを、

どれでも、きょう選ぶがよい。

私と私の家とは、主に仕える。」

(ヨシュア記24:14-15)

 

3.どうすれば正しい選択と

決定ができるか

私たち人間には、

何が正しいのかを判断する

知恵がありません。

人は一寸先がどうなるかも

自分にはわかりません。

正しい判断をするためには、

神様の導きを祈ることが

必要不可欠です。

 

神様よりも愛しているものがないか、

自分の心の中を点検してください。

神様を第一とし、

神様に喜ばれ、

神様のみむねに従って、

神様の栄光のために生きようとする、

そのような信仰があれば、

正しい選択と決定ができるよう、

祈りの中で、

神様が導いてくださいます。

そして、私たちの人生を、

最後まで守り、

責任を持って下さいます。

 

4.誤った選択と決定をしても

何も心配することはありません

イエス様の弟子のひとりペテロは、

イエス様が捕らえられたとき、

お前はイエスの仲間だろうと問われ、

三度、イエスを知らないと否定しました。

自分も捕まることを恐れたのです。

 

十字架の死から復活されたイエス様は、

そのような誤った選択と決定をした

ペテロを責めることなく、

逆に温かい言葉で、

「あなたは私を愛しますか」と

三度たずねられました。

そして彼に使命を与えました。

その後、ペテロは、

大胆に福音を世界に伝え、

多くの人々の魂を救いました。

 

誤った選択と決定をしたとしても、

主は決して私たちを見放すことなく、

よき主の働き人として用いてくださり、

支えてくださり、

祝福へと導いてくださいます。

 

5.正しい選択と決定をしたら、

実行に移しましょう

ヤコブは、行いの大切さについて、

このように記しています。

「ある人が自分には

信仰があると称していても、

もし行いがなかったら、

なんの役に立つか。

その信仰は彼を救うことができるか。

ある兄弟または姉妹が裸でいて、

その日の食物にも

こと欠いている場合、

あなたがたのうち、だれかが、

「安らかに行きなさい。

暖まって、食べ飽きなさい」

と言うだけで、

そのからだに必要なものを

何ひとつ与えなかったとしたら、

なんの役に立つか。

信仰も、それと同様に、

行いを伴わなければ、

それだけでは死んだものである。」

(ヤコブの手紙2:14-17)

 

成熟した信仰者は、

神様のみこころを実行する

ために最善をつくすべきです。

聖書の御言葉を実践するとき、

人生の座標が与えられます。

神様の愛を実践するとき、

大いなる恵みがのぞみます。

 

愛は、実践することによって

完成するのです。

イエス様はこの世に来られ、

貧しく疎外されている人と

ともにおられました。

 

私たちがキリストの愛を

実践すれば、

世界を変えることが

できるでしょう。

身近な家族や隣人に

仕えてください。

みなさんが、

年老いた親を愛し、

大切にする信仰者と

なれますように。

 

教会の中にも、

隠れたところで、

人々に分け与えることを、

実践している信者さんが

おられます。

愛を実践される方の上に、

神様が豊かな恵みを

注いで下さいますように、

主の御名でお祈りします。

 

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