「あなたの重荷を主にゆだねよ」2024.2.18

 

今日の聖書箇所は、

神様に大きく用いられ、

また愛され、

イスラエルの多くの人々から

尊敬されたダビデ王が

書いた詩篇の一節です。

「あなたの重荷を

主にゆだねよ。

主は、あなたのことを

心配してくださる。

主は決して、正しい者が

ゆるがされるようには

なさらない。」

(詩篇55:22)

 

1.あなたの重荷を主にゆだねよ

ダビデの人生は苦労の連続でした。

彼を殺そうとする義父の

サウル王に追われて

何年も荒野をさまよい、

信頼する議官アヒトフェルに裏切られ、

そして、息子のアブサロムは、

反乱を起こしました。

 

皆さんの中にも、

様々な人生の苦しみがあり、

人知れずまくらを涙でぬらし、

朝めざめるのが怖くなるような

重荷を負って苦労している人も

おられるかもしれません。

人はみな重荷を負って生きています。

重荷のない人生はありません。

 

自分の力で解決できない重荷は

すべて神様に明け渡し、

神様の御手に

ゆだねなければなりません。

 

この「ゆだねる」という言葉には、

「投げる」という意味が、

含まれているそうです。

高い山から下に向かって

石を投げたら、

その石を探しだすことは

できません。

神様にゆだねるときも同じで、

神様が引き受けてくださると、

その重荷は見えなくなります。

 

神様は、すべてを引き受け、

すべてに責任をもって下さる。

このような信仰の確信をもって

前進するとき、

必ず神様の恵みがのぞみます。

 

「ゆだねる」と言いながら、

重荷を抱えたままでいるなら、

神様はあなたの荷物を

引き受けることができません。

「主よ、私にはできません。

私は途方に暮れています。

自分の力では解決できません。

あなたにすべてゆだねます」

このように祈り、

全てを神様に投げてください。

 

イエス・キリストも、

このように語っておられます。

すべて重荷を負うて

苦労している者は、

わたしのもとにきなさい。

あなたがたを休ませてあげよう。

(マタイによる福音書11:28)

イエス様はこの世に来られ、

十字架で死なれ、そして、

復活されました。

それは私たちの重荷を

代わりに背負うためなのです。

 

イエス弟子ペテロは、

その事実を誰よりも

よく知っていました。

「あなたがたの思いわずらいを、

いっさい神にゆだねなさい。

神があなたがたのことを

心配してくださるからです。」

(第1ペテロ5:7)

苦難の中で、

私たちが覚えておくべきことが

3つあります。それは、

@神は私の事情をすべてご存じある

A神は私を愛しておられる

B神は最善の案を持っておられる

私たちの神様は、

私たちの事情をすべて知った上で

もっともよい解決の道を用意し、

そこに導いてくださる

愛の神様なのです。

 

ですから、すべての重荷を

主にゆだねてください

生活の問題、家族の問題、

病の問題、仕事の問題、

どのような問題も、

主にゆだねてください。

 

2.主はあなたをささえられる

主に重荷をゆだねれば、

「主は、あなたのことを

心配してくださる」のです。

この箇所は別の訳では、

「主はあなたをささえられる」

と訳されています。

主は、いかなる状況の中でも、

あなたを支えてくださいます。

 

そして、味方になってくださいます。

「主は私の味方。私は恐れない。

人は、私に何ができよう。」

(詩篇118:6)

「それでは、これらの事について、

なんと言おうか。もし、神が

わたしたちの味方であるなら、

だれがわたしたちに敵し得ようか。」

(ローマ人への手紙8:31)

 

なやむ時間があれば、

祈りの中で心配や願いを

神様に口で申し上げてください。

何も思い煩わないで、

あらゆるばあいに、

感謝をもってささげる祈りと

願いによって、

あなたがたの願い事を

神に知っていただきなさい。

そうすれば、人のすべての

考えにまさる神の平安が、

あなたがたの心と思いを

キリスト・イエスにあって

守ってくれます。

(ピリピ人への手紙4:6-7)

 

3.正しい者がゆるがされるようにはなさらない。

私たちの神様は、

神様を信頼して重荷を

ゆだねる者が

「ゆるがされるようには

なさらない」お方です。

 

しかし、私たちの

敵である悪魔は、

ひっきりなしに

私たちに心配をもたらし、

信仰が揺れ動くように

巧妙に働きかけます。

ゆえに私たちは、

霊的に目を覚まし、心を強くし、

悪魔に対抗し、これを退けて

勝利しなければなりません。

身を慎み、

目をさましていなさい。

あなたがたの敵である悪魔が、

ほえたけるししのように、

食いつくすべきものを

求めて歩き回っている。

この悪魔にむかい、

信仰にかたく立って、

抵抗しなさい。

あなたがたの

よく知っているとおり、

全世界にいる

あなたがたの兄弟たちも、

同じような苦しみの数々に

会っているのである。

(ペテロの第1の手紙5:8-9)

 

悪魔との戦いで

勝利するために必要なのは、

神の武具を身につけることです。

悪しき日にあたって、

よく抵抗し、

完全に勝ち抜いて、

堅く立ちうるために、

神の武具を身につけなさい。

すなわち、

立って真理の帯を腰にしめ、

正義の胸当を胸につけ、

平和の福音の備えを足にはき、

その上に、

信仰のたてを手に取りなさい。

それをもって、悪しき者の放つ

火の矢を消すことが

できるであろう。

また、救のかぶとをかぶり、

御霊の剣、すなわち、

神の言葉を取りなさい。」

(エペソ人への手紙6:13-17)

特に重要なのは、

神の御言葉である聖書を読み、

口で御言葉を告白することです。

私たちの主イエス・キリストから

目を離さないでください。

そして、主だけを信じて、

主にゆだねて前進してください。

そうすれば、

主はあなたの人生を

支えてくださり、

あなたは堅く立って

揺れ動かされることなく、

あなたの人生は、

恵みに満ちあふれるように

なるでしょう。

 

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