「苦難と祝福」 2019.10.6
1.苦難は新しい人生を創造する
何の問題も痛みもない人生は、祈りを忘れさせます。
苦難を受けると、人は神に立ち返り、神に祈ります。
あなたがたの中に、苦しんでいる者があるか。その人は、祈るがよい。
喜んでいる者があるか。その人は、さんびするがよい。
(ヤコブ5:13)
神はあなたを成長させるために苦難を送ってくださるのです。
苦難を克服しようとする決意がなければ、成長し人生を発展させることはむずかしいものになるでしょう。
苦難があなたに挑戦してきたときは、新しい人生を創造する祝福の機会ととらえ、祈りながら応戦するべきです。
そうすれば、痛みの中で、神がひとり子を賜るほど愛された愛を知るようになり、もう一段高い霊の世界へと導かれます。
新しい世界、創造の道を歩んでいくようになります。
あなたは驚くほど成長し、人生は発展し、心豊かに地上での生涯をまっとうすることができるでしょう。
このように、苦難に応戦して新しい人生を創造しようとする信仰的姿勢をとるなら、苦難は祝福に変わります。
2 苦難は人格に変化をもたらす
人は問題にぶつかると自分を振り返り、これでいいのだろうかと内省します。
悔い改め、人格に変化がもたらされます。
また、苦難は人間の知恵と方法だけを頼っていた人が、人間的な全てをおろし、まったき心で神を信頼するようになります。
自我がくだかれ、自分の我を主張していた人が、主のおしえを学ぶようになります。
苦しみにあったことは、わたしに良い事です。
これによってわたしはあなたのおきてを学ぶことができました。
(詩篇119:71)
神はこのために、苦難を与えてくださるのです。
くだかれて人間的なものを捨てていくことで、しだいに人格がキリストの姿に似せられていきます。
彫刻家が石を彫り、削って、美しい芸術作品を完成させるように、痛みがなくてはキリストの姿が私たちの内からあらわれないのです。
水が高いところから低いところへ流れるように、低くされた人に恵みは注がれます。
十字架の愛にふれられ、謙遜な姿勢をとる人は大きな祝福を受けます。
3 苦難は人を強くする
可愛い子には旅をさせろといいますが、苦しい経験を通して、社会の中で苦しみに打ち勝ち、進んでいける強さを得ることができます。
苦難はそのための神の訓練なのです。
主は愛する者を訓練し、受けいれるすべての子を、むち打たれるのである。
あなたがたは訓練として耐え忍びなさい。
神はあなたがたを、子として取り扱っておられるのである。
いったい、父に訓練されない子があるだろうか。
だれでも受ける訓練が、あなたがたに与えられないとすれば、それこそ、あなたがたは私生子であって、ほんとうの子ではない。
その上、肉親の父はわたしたちを訓練するのに、なお彼をうやまうとすれば、なおさら、わたしたちは、たましいの父に服従して、真に生きるべきではないか。
肉親の父は、しばらくの間、自分の考えに従って訓練を与えるが、たましいの父は、わたしたちの益のため、そのきよさにあずからせるために、そうされるのである。
すべての訓練は、当座は、喜ばしいものとは思われず、むしろ悲しいものと思われる。
しかし後になれば、それによって鍛えられる者に、平安な義の実を結ばせるようになる。
(ヤコブ12:6-11)
モーセは40年訓練を受けました。
アブラハムも長年の訓練の中で強い力を得て偉大な信仰の祖となりました。
苦難を神の訓練を受ける恵みの機会ととらえ、祈りの中で主の助けを得て克服してください。
「神様、この苦難を取り除いてください」という祈りも大切ですが、「神様、この苦難に打ち勝つことのできる力を与えてください」と祈ることも必要です。
4.苦難を感謝することで平安が得られる
ふつう人は苦難に対してつぶやき、悩み、苦しみ、絶望します。
しかし、キリスト者は苦難への態度がまったく異なります。
苦難をむしろ神の祝福ととらえ感謝します。
感謝すれば、心に平安が与えられます。
それは世が与える平安ではなく、誰にも奪われない神の平安です。
何事も思い煩ってはならない。
ただ、事ごとに、感謝をもって祈と願いとをささげ、あなたがたの求めるところを神に申し上げるがよい。
そうすれば、人知ではとうてい測り知ることのできない神の平安が、あなたがたの心と思いとを、キリスト・イエスにあって守るであろう。
(ピリピ4:6-7)
すべてのことに感謝することは、キリスト者の特権です。
神を信じなければ、苦難の多いこの世において、心と生活はずたずたになっているでしょう。
神がすべて責任をもってくださると信じているので、キリスト者は苦難でさえ感謝できるのです。
いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。
すべての事について、感謝しなさい。
これが、キリスト・イエスにあって、神があなたがたに求めておられることである。
(Tテサロニケ5:16-17)
継続的な苦難は人を破滅させますが、継続的な祝福も人を破滅させる要因になります。
だから神は、苦難と祝福をかわりばんこに与えます。
苦難にうまく対処するなら、世の光・地の塩としての役割を果たしながら生きていけます。
そして痛みを知ることで、隣人の苦しみを理解し、その叫びに耳を傾けることができます。
そのような人は、神様からの大きな慰めをいただくことができるでしょう。
そのことを思って、今しばらくのあいだは、さまざまな試錬で悩まねばならないかも知れないが、あなたがたは大いに喜んでいる。
こうして、あなたがたの信仰はためされて、火で精錬されても朽ちる外はない金よりもはるかに尊いことが明らかにされ、イエス・キリストの現れるとき、さんびと栄光とほまれとに変るであろう。
(Tペテロ1:6-7)